大雨は何ミリから?気象予報の話

暮らし

こんにちは、ぽっけです。
雨の匂いはペトリコールっていうらしい。

 

 

今日は関東各地で大雨が降りました。
東京では55ミリの雨(19:10まで)が降ったそうです。

さっきそんなニュースを聞いていてふと疑問に思った…というか昔から疑問だったことがあります:

・なんで降水量をミリメートルで表すの?
・どうやって計測してるの?
・大雨は何ミリから?

気象庁のサイトで調べたことをまとめてみます。

ミリは1平方メートルの容器にたまった雨の水位

気象予報で聞く「ミリ」とはミリメートルの略で、言わずもがな長さの単位です。

長さじゃ雨の量は表せないじゃないか!と前々から思っていましたが、これは1時間のうちに1平方メートルの容器にたまった雨の水位を表しているようです。

例えば50ミリの雨であれば、

1 平方メートル × 50 ミリメートル = 0.05 立方メートル

となり、これは50リットルに相当します。

容量200リットル、面積0.7平方メートルの浴槽(一般的な浴槽がこのくらい)を外に出しておくと、だいたい6時間でいっぱいになるような降水量です。

降水量はアメダスで測ってる

アメダス(AMeDAS:Automated Meteorological Data Acquisition System)と呼ばれる地域気象観測システムで計測されています。
全国におよそ1300の観測地点があるらしいです。

転倒マスという容器に雨水がたまると容器が転倒し、水の排出と0.5ミリ単位での計測を行います。

降雨計の他に日照計・温度計・風向風速計・データ処理部からなります。
降雪地域ではこれに降雪計が加わります。

大雨は何ミリから?

ニュースでたまに「バケツをひっくり返したような雨」とか「滝のような雨」みたいな言い回しをすることがありますよね。

あれは別にアナウンサーのセンスとかそういうのではなく、気象庁で定められた文言を言っているにすぎないのです。

気象庁の雨の強さと降り方に、1時間当たりの雨量ごとに定義された予報用語や人への影響が表にまとめられています。

具体的に何ミリからが大雨だとは書いてありませんが、表をみる限りでは1時間雨量50ミリからが危険な印象を受けます。車の運転が危険だそうです。

ただ危険性に関してはその土地によって違いますよね。
同じ降水量でも山がちな地域と東京みたいなコンクリートジャングルとでは意味合いが全く異なるはずです。

ちなみに1時間雨量というのはその日の任意の1時間に降った雨量の最大値のことらしいです。

アメダスランキング

アメダスランキングなるものの存在をさっき初めて知りました。

全国のリアルタイムでの降水量や気温をランキング形式で掲載してます。

まとめ

気になる方は気象庁のサイトをチェックしてみてください。
ヘ〜って思うことがたくさん載ってました。

特に予報用語が事細かに決められていて面白かったです。
「昼」は「日の出から日没(昼間)」の意味では用いない……とか。

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