【DeepL翻訳】新しい翻訳サービスDeepLが完全にGoogle翻訳を超えていた

ライフハック

翻訳サービスとしてはGoogle翻訳が有名ですよね。

以前はがばがば翻訳などとネタにされることも多かったGoogle翻訳ですが、最近は精度が改善されてきている様子。

Googleをはじめ MicrosoftやAmazonなどの大手企業がこぞって翻訳サービスの性能向上に向け努力を続けています。

そんな中、ドイツのケルン発の一企業がどの企業もなし得なかったほどの高性能な翻訳サービスを公開していることを知っていましたか?

この記事では、新しい翻訳サービスDeepLの日→英・英→日翻訳の性能について紹介していきます。

DeepLとは?

訳文検索エンジンを開発したLingueeを前身とする、ドイツのケルン発のスタートアップ企業です。

言語向けの人口知能システムを開発しています。

2017年8月に翻訳サービスDeepL翻訳をウェブサイト上で公開、英語・ドイツ語・フランス語・オランダ語・イタリア語・ポーランド語・ポルトガル語・ロシア語・スペイン語に加え、
今年の3月19日から日本語と中国語にも対応しています。

どのくらい精度が高いの?

https://www.deepl.com/press.html

上のグラフはDeepl社が行った独自調査(ブラインドテスト)の結果です。

DeepL翻訳が他のGoogle ・Amazon・Microsoftといった競合をおさえ高い評価を獲得していることがわかります。

実際に使ってみた

DeepL翻訳を実際に使ってGoogleや Microsoftの翻訳機能と比較してみました。

日→英

文法の誤りや方言、スラングなどを含む、訳すのが困難であろう日本語の文章を英語に訳してみました。

↑DeepLの翻訳。
大方ごく自然な英訳ができています。
程度を表す「どんだけ」と、IKKOさんでお馴染み、感嘆を表す「どんだけ」が区別されている…!
「井底の蛙でした」の主格が「It」ではなく「I」としているのもすごい。

↑Googleの翻訳。
簡単なというか、普通の文は特に問題なく英訳されているようですが3段落目についてはわけがわかりません。

↑ Microsoftの翻訳。
英訳の文字数が多いですね。
やはり3段落目で苦戦しています。
わっしょい→I’m sorryは笑う。

英→日

『The Adventures of Sherlock HolmesーTHE SPECKLED BAND』から一部文章を抜粋、日本語に訳してみました。

↑DeepLの翻訳。
2段落目、ホームズのセリフは明らかにおかしいですが他は自然と頭に入ってきます。

↑Googleの翻訳。
マントルピース、ノックアップ、クライアント、…訳に困ったら「カタカナのままでいいやっ」て筆者もよくやってましたよ。テストでは大きな減点対象なんですよね…

 

wikipediaのシャーロックホームズのページから一部文章を抜粋、日本語に訳してみました。

↑DeepLの翻訳。
すっごい自然。

↑Googleの翻訳。
内容は問題なく把握できますが、ところどころ稚拙な印象を受けます。

まとめ

自動翻訳の性能検証の方法としては安易なものだとは思いますが、以上の結果だけでもDeepLがいかに優れているかは分かっていただけたかと思います。

翻訳精度の高さもさることながら、設立されて3年も経たないスタートアップが有名企業を凌ぐ技術を開発したというのも衝撃的。

今後の翻訳サービス市場はこのDeepLが席巻することになるのでしょうか。

DeepLの翻訳ツールはこちらのウェブサイトで無料公開されています。
気になる方はぜひ使ってみてください!

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