Google Search Consoleを使っていて疑問に思った用語の意味についてまとめていきます。
カバレッジ
coverage:カバーしている範囲、割合、網羅率
テストカバレッジ(ソフトウェアテストでテストが実施された割合)、エリアカバレッジ(電波の送受信が可能な範囲)など、「○○カバレッジ」のように使われることが多いです。
ここではインデックスカバレッジのことを指し、ページが正常にインデックスされているかどうかが次の4つのステータスメッセージで示されています。
- エラー:インデックスされていない
- 警告:インデックスされているが注意すべき点がある
- 除外:noindexタグなどによって意図的にインデックスされていない
- 有効:正常にインデックスされている
パンくずリスト
パンくずリスト(breadcrumbs list)はリッチリザルトの一種。
目的のwebページがどの階層に位置するのかをわかりやすくするためのものです。
名前は童話『ヘンゼルとグレーテル』で主人公兄弟が森に入る際、道に迷わないようにパンくずを落としながら進んだという話に由来します。
リッチリザルト
リッチリザルト(rich result)とは、検索結果に画像や操作機能が追加されたもので、パンくずリストもその一種です。
以前はリッチスニペットやリッチカードと言われていました。
パンくずリストの他にもFAQ(よくある質問)やロゴの配置など、リッチリザルトのタイプはいくつかあります。
これらを活用することでユーザーのクリック率の向上を図ることができます。
<https://developers.google.com/search/reference/overview>より
クエリ
query:質問、問合せ
検索語句、検索クエリなどとも呼ばれます。
検索結果にページが表示された際にユーザーが入力した検索ワードのことを指します。
例えば、下の画像は以前に投稿したオンライン飲み会の記事のクエリリストです。
ユーザーが「オンライン飲み会 うるさい」というワードで検索し、この記事が検索結果に表示されたことがわかります。
このリストの一般的な活用方法としては、次のようなものがあります。
- 予想したキーワードがクエリリストに含まれているかを確認することで、そのキーワードとコンテンツとの関連性が大きいか小さいかを知ることができる。
- 表示回数が多いがクリック率が低いクエリを探すことで、該当ページのタイトルや説明文に改善の余地があることを知ることができる。
- 特定の文字列(ブランド名やサイト名)が含まれるクエリの割合から、サイトの指名検索がどの程度かなどがわかり、SEO対策につなげることができる。
詳しくはこちら。
CTR
CTR(click trough rate):クリック率
CTRはクリック数 ÷ インプレッション(ページの表示回数)で表されます。
ユーザーがどの程度ページに興味関心を持ったかの指標になります。
サイトマップ
サイトマップにはHTMLサイトマップとXMLサイトマップの2種類がありますが、ここではXMLサイトマップを指します。
検索エンジンにこのXMLサイトマップを送ることで、より早く正確にサイトコンテンツを認識してもらうことが目的です。
投稿した記事のURLが正常にサイトマップに追加され、サイトマップが送信されたかを確認することができます。
より詳しいサイトマップの情報はこちらで。
まとめ
以上、Google Search Consoleを使っていて疑問に思った用語の意味まとめでした。
サイト運営の初期段階では、必要にもかかわらず機能の全体像がわからないツールが多くて大変ですが、関連する用語を一つずつ調べていくことで理解が深まっていくと思います。
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