先日、僕のキャリアアドレス宛にこんなメールが届きました。
件名:「🔴Amazon.co.jp重要なお知らせ:お支払い方法の情報を更新してください」
差出人はaccount-update@amazon.co.jpで、
Amazonアカウントが更新できないため24時間以内にアカウント情報を確認せよとのことでした。
これはAmazonになりすました詐欺メールなのですが、他にも同様のメールを受信したという報告がネット上で散見されます。
読者の不安を煽る内容になっていますから、もしかするとリンクされたURLをクリックしてしまった、個人情報を入力してしまった…なんて方もいるかもしれません。
今回はAmazonのヘルプページをもとに、Amazonになりすましたスパムメールが届いた際の対処法についてまとめていきます。
読んでみると色々おかしい
実際に届いたメールがこちら。
これが立て続けに3件も来ていたので何事かと思いましたが、迷惑メールフォルダに振り分けられていたため詐欺を疑って見ることができました。
「24時間」という時間制限と「アカウントの利用制限」という言葉に一瞬焦りましたが、冷静に読んでみると所々おかしい。
「カードが期限切れになっている」とか「請求先住所が変更された」とか書いてありますが、いずれも心当たりがありません。
「てにをは」が抜けていたり表現が稚拙だったりします。
問い合わせ先のリンクがないのが企業メールらしくない。
あと上の画像ではわかりませんが、メッセージの下部には数十行に渡って謎の空白が。
怪しい…やっぱり詐欺かな。
ということで調べてみると同じような事例が多数報告されており、スパムメールであることは間違いないみたいです。
Amazonの公式ページでもこれに関する注意喚起のメッセージがトップに表示されています。
Amazon.co.jpを装い、お客様の情報を不正に取得する詐欺が発生しています。不審なEメールやSMSなどが届いた場合、絶対に添付ファイルやリンクを開かず、記載された電話番号には連絡しないでください。
https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?ie=UTF8&nodeId=642938
対処法
スパムメールが届いた際の対処法としては無視するというのが最善策です。
ただ、本当にそれがAmazonから送られたメールではないことを確認するにはどうしたらよいでしょうか。
また、もしもメールのリンクを開いてしまった場合はどうしたらよいでしょうか。
マルウェアを仕掛けられるといった可能性もありますから、適切に対処することが必要です。
これらに関してはAmazonのヘルプページに記載されています。
確認してみましょう。
Amazonからのメールを確認する方法
ヘルプページにAmazonがメールを送る際に使用するドメインがリストされていますから、怪しいメールを受け取った際は差出人欄にこのリスト以外のドメインが入っていないかを確認します。
リストにないドメイン名があれば詐欺だとわかるわけですが、スパムメールではこのドメインの表示も偽装されるようです。実際に僕が受け取ったメールでは公式のドメイン:amazon.co.jpが表示されています。
そうした場合はメッセージセンターを確認しましょう。
Amazonから送られたメールはすべてこのメッセージセンターに記録されていますから、受け取ったメールがそこになければ詐欺であると判断できます。
リンクを開いてしまった場合
スパムメールのリンクや添付ファイルは開かずに削除するのが鉄則ですが、もしも開いてしまった場合、また機密情報を入力してしまった場合はどうしたらよいでしょうか。
コンピュータを保護するには対処法として次の5つが記載されています。
- パスワードを入力してしまった場合、パスワードの再設定を行う
- クレジットカード情報を入力してしまった場合、クレジットカード会社に連絡し、新しいカードを作る
- セキュリティソフトをインストールし、定期的にフルスキャンする
- コンピュータのプログラムを更新する
- 怪しいメールには返答しない
まとめ
以上、Amazonになりすましたスパムメールが届いた際の対処法でした。
最善策は無視することですが、焦って添付ファイルを開いてしまうこともあり得ます。
そうした事態に備えて対処法を確認しておくと、万が一の時に慌てずに済むでしょう。
事前策の一つとしてセキュリティソフトを導入しておくのも有効だと思います。
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